ほうれい線のために運動

ほうれい線を予防・解消するためにいろいろなマッサージや運動が流行っています。
口角をきゅっと上げるときに使う筋肉を小頬骨筋、大頬骨筋と言うのですが、その部分を使わないことで顔が垂れ下がりほうれい線が現れてくるのです。それなら、いつもキュっと口角をあげて「営業スマイル」をしていればいいのかというと、それもダメです。
この部分の筋肉は、一定の動きを長時間強いられたり(作り笑顔)、まったく動かさないことで「弾力」を失ったり凝り固まったりしてしまうのです。
そこで この筋肉を中心にほぐす運動を「顔筋運動」とか「顔筋マッサージ」と呼ぶのです。
指はばい菌がいっぱい
いろいろな運動の中で、直接筋肉をほぐす方法があります。
ひとつは指を口内に入れてほうれい線ケアを行うものです。
これには様々な問題があります。

口内に指を入れるということは、まずばい菌の問題があるでしょう。 ほうれい線ケアの運動を行うのにわざわざ毎回消毒する人はいないでしょう。せいぜい手を洗うくらいでしょうか。 それでは衛生面で問題が残ります。
手袋(薄い抗菌のもの)を使うようにアドバイスしているところもありますが、ゴム臭いとかいちいち面倒などの理由でやはり使わない人が多いようです。
最近の流行でネイルなどをしている場合には歯茎に傷をつけてしまい炎症を起こしてしまう可能性もあります。
また、指でぐいぐい押す方法で気になるのが目の下のシワです。
ほうれい線を指で押すときについつい力が入ってしまって、頬を押し上げているときに目の下にシワを作ってしまいやすいのです。
鏡を見ながら行えればいいのですが、無意識に力は入ってしまいます。
舌を使って炎症
もうひとつの方法として舌を使ってほうれい線の部分を押し上げる方法があります。
これはばい菌の問題もないので、気軽に行えるのですがこの方法で危険なケースが増えています。
例えば、右側のほうれい線の裏側を舌で押し上げるときに左側の顎には負担がかかっています。
舌を不自然な形にして力を入れるのですから、無理のないことでしょう。
この運動を続けたばかりにとんでもないことが起こっているのです。

顎関節症という名前をご存知でしょうか。
顎の関節が異常をきたし、炎症を起こし痛みを発生させます。
ひどい場合には口をあけることもできなくなってしまいます。
頭痛や肩こり・めまいなど顎関節症によって様々な不定愁訴が起こってきます。
ほうれい線を解消したいあまりに、身体に不具合を起こしてしまったのでは本末転倒です。
顎関節症になると、片方の顎をかばうあまり顔が歪み、かえって片方のほうれい線だけが酷くなってしまうのです。
あてはまるものありませんか?
- ほうれい線を気にして、ついつい肌を引っ張り上げる
- 顔の筋肉を押すと気持ちいいから力が入ってしまう
- 肩こりや頭痛が起こりやすい
- 食べ物を片方だけで食べるクセがある
- ほうれい線が左右で違う
筋肉を動かすのは危険もあると知れ
上のチェック表はどうでしたか?
ひとつでもあてはまっていたら、ほうれい線を気にしすぎて、かえって顔に負担をかけているかもしれません。
顔の筋肉は複雑に入り組んで、お互いに支えあいながら表情を作っています。
外的な強い刺激は顔の皮膚には負担が大きすぎです。
運動は適度に、やりすぎは危険です。 化粧品などのサポートに運動を、というくらいの気持ちで行ってたほうが賢明です。